心理学というとフロイトやユングといった「臨床心理学」のイメージが日本では強いです。
でも、むしろ臨床心理学は心理学のなかでは特異分野。
「あいつら変わってんよな〜」的な扱いを受けています。

しかも日本でフロイトやユングなどのいわゆる「精神分析」が盛んなのは
ひとえに日本の臨床心理学の親玉河合氏がユング派だからです。
西洋、特にアメリカでは「フロイトは棺おけに片足を突っ込んでいる」そうな…。
それをふまえ、まずはじめに。


★認知心理学とは何か?

人間の認知機能の仕組みを研究する心理学の一分野。記憶、学習、問題解決、
思考などの認知機能がどのような仕組みで働いているかを明らかにすることを
目標にしている。(グラフィック認知心理学より)

小難しい言葉が並んでいます。
でも、私が研究しているのはもっと身近なことです。
例えば、「昔大好きだった音楽を聴いて、長い間忘れていたことを思い出した。なんでだろう?」
とか、「嫌な出来事と、楽しい出来事、どっちのほうが強烈に覚えてるのかな?」とか
もともと、臨床心理学(カウンセリング)出身なので、認知といってもかなり現場に近いことをやっています。
最終的には「PTSDのフラッシュバックはなぜおこるのか」をあきらかにすることが目標です。

ちなみに、認知心理学は「汗と涙の認知心理学」といわれるように(?)
非常に地味で基礎的な学問です。そして、科学です。
つまり、「たった一つの真実があることを仮定し、そこに向かって突き進む」世界です。

故に意外とドライでクールな世界ですが、それを行う人間は、マニアックな情熱で燃え盛った
愉快な酒飲み集団です。
研究室には、日本酒・ジン・焼酎をボトルキープ。
夜半になると、水のようにボトルをあけつつ、各都市の心理学者とチャットで討論する光景が
みられます。
「そろそろビールってものが必要だな」と、打ち上げ目当てに発表会を繰り返し,
先生の別荘に腐るほどある日本酒をめぐって、「日本酒消費ツアー&おまけにゼミ」も敢行します。
北海道土産の「クリオネ グミ」が、冷蔵庫で固くなっているのをみて、
「あっ!!クリオネの死後硬直!!」と叫ぶ、シュールさも売り。
唯一の弱点は、「お金と人員の不足」です。

汗と涙の認知心理学、知のアーキテクチャへ、あなたも足を踏み入れてみませんか?












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